家庭血圧は朝晩7日間で判断 白衣高血圧と仮面高血圧の見分け方
健診や診察室での1回の測定だけでは、普段の血圧を正確に捉えにくい。日本の現行指針は、上腕式血圧計で朝晩に測った7日間、最低でも5日間の平均を診断と治療評価に用いる。
健診や診察室での1回の測定だけでは、普段の血圧を正確に捉えにくい。日本の現行指針は、上腕式血圧計で朝晩に測った7日間、最低でも5日間の平均を診断と治療評価に用いる。
体重やBMIが普通の範囲でも、脂肪が腹部に偏っていれば代謝上のリスクを見落とす場合がある。日本ではBMIと腹囲、血圧、血糖、脂質を組み合わせ、腹囲は原則としてへその高さで測る。
甘さを半分にした飲料でも、糖の量や配合が半分になったとは限らず、日本では店頭調製品の糖類表示を必ず確認できるわけではない。果糖は主に肝臓で処理されるが、代謝経路の違いを一杯ごとの発症リスクへ直結させず、総量と摂取頻度で判断する必要がある。
脂肪肝は肥満のある人に限らず、ASTやALTが基準範囲でも進行した線維化が隠れる場合がある。MASLDでは体重だけで判断せず、代謝リスクと線維化を評価し、肥満があれば食事と運動による持続的な減量を治療の軸に据える。
加工食品という言葉で、冷凍野菜から清涼飲料、即席麺までを一括りにすると、食事を選ぶ基準を見誤る。NOVA分類は加工の目的と程度を4群に分け、第4群の超加工食品が食生活に占める割合を見る枠組みだ。
健診で尿酸値に印が付いても、関節炎を起こした痛風と直ちに診断されるわけではない。日本では症状の有無、尿酸値、腎障害などの合併症を分けて、生活指導と薬物治療の要否を判断する。
健診のHbA1cが5.7%でも、日本ではその数値だけで糖尿病予備群と診断するわけではない。5.6%は保健指導の判定値であり、空腹時血糖や75g経口ブドウ糖負荷試験を組み合わせて糖代謝の状態を確かめる。
歯周病は初期に自覚しにくく、日本の2024年調査では15歳以上の47.8%に4ミリ以上の歯周ポケットが確認された。糖尿病との関係は双方向で歯周治療による血糖改善も示される一方、心血管疾患との因果と予防効果は確立していない。
納豆は日本の食卓になじみ深いが、納豆を食べることと、成分量をそろえた納豆キナーゼ製品を試験することは同じではない。臨床研究には小幅な血圧低下を示す結果がある一方、効果がなかった試験もあり、降圧薬の代わりにはならない。