本方針は、APPI News 日本版(以下「本サイト」といいます)が公開するすべての記事に 適用されます。読者が、記事の出どころと、その記述をどこまで信頼してよいかを 判断できるようにすることを目的としています。
1. このサイトの成り立ち
本サイトの記事は、繁体字中国語で運営されている APPI News(台湾)が公開した記事を出発点として、 編集部が日本の読者に向けて書き直したものです。
翻訳ではありません。また、日本国内での独自取材は行っていません。 記事は、既に公開されている情報と一次資料を再構成したものです。 取材にもとづく独自報道を掲げるサイトではないことを、最初に明記しておきます。
各記事の末尾には、もとになった記事へのリンクを掲載しています。 記述の根拠をたどりたい場合は、記事中の出典とあわせてご確認ください。
2. 記事にする前の判断
台湾版の記事のうち、日本版にするのは一部です。次のいずれかに当たる記事は、 書き直しを試みる前の段階で対象から外しています。
- 台湾の制度、地域事情、政治的文脈を前提としており、日本の読者に前提から説明しても 意味が通らないもの
- 台湾国内の事業者、施設、商品を扱ったもので、日本の読者が利用できないもの
- 根拠となる出典が台湾国内の資料のみで、日本の読者が確認できる情報源に 置き換えられないもの(次節参照)
量を確保するために、前提の合わない記事を無理に日本版にすることはしません。 掲載しない判断のほうが、読者にとって害が小さいと考えているためです。
3. 出典の扱い
本サイトで最も注意している工程です。もとの記事は台湾の読者に向けて書かれているため、 出典も台湾の官公庁や研究機関であることが多く、そのままでは日本の読者が確認しても 自分に当てはまらない情報になります。次の順序で置き換えます。
- 日本の対応する機関の資料に置き換える。 厚生労働省、消費者庁、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)、国立感染症研究所、 金融庁、総務省など、その分野を所管する機関の公表資料を参照します。
- 置き換えられない場合は、国際的な一次情報に戻す。 世界保健機関(WHO)などの国際機関、査読済みの原論文、 発表元の公式リリースといった、国を問わず参照できる情報源を用います。
- いずれもできない場合は、その記事を掲載しません。 台湾の資料を出典としたまま日本版として公開することはしません。
数値についても同じ考え方をとります。台湾の統計をそのまま日本版に持ち込むことはせず、 日本の統計に置き換えるか、どこの国の数値であるかを本文中に明記します。
制度や金額への言及は、日本の制度に置き換えます。たとえば台湾の医療保険制度を 前提にした記述は、日本の公的医療保険を前提とした記述に書き改めます。 これは語句の言い換えではなく、内容の作り直しにあたります。
4. 公開前に確認していること
記事を公開する前に、次の項目を確認しています。確認を通らなかったものは公開しません。
- 数値:本文中の数値が、出典に記載された数値と一致しているか。 単位、年次、対象範囲が食い違っていないか。
- 引用:引用した発言や記述が、出典において実際にその意味で 述べられているか。前後の文脈を欠いた切り出しになっていないか。
- リンク:記事中のすべてのリンクが到達可能であり、 示した内容が実際にその先に記載されているか。
- 出典の所在:出典が第3節の基準を満たしているか。 台湾の資料が置き換えられずに残っていないか。
- 見出しと本文の一致:見出しが本文の内容を超えて断定していないか。 確定していない事柄を確定したものとして示していないか。
- サイト内のリンク:本サイトに存在する記事のみにリンクしているか。 台湾版にしかない記事へリンクしていないか。
5. 記事を書くうえで守っている線
- 重要な事実には、たどれる出典を示します。出典のない断定はしません。
- 見出しは本文の内容を正確に表すものにします。反応を得るために誇張しません。
- 事実の記述と、評価や見通しの記述を区別して書きます。
- 不確かなことは、不確かであると書きます。分かっていないことを省略しません。
- 読者が負うリスクや、当てはまらない条件を省略しません。
- 読者の重大な判断にかかわる分野では、専門家に相談すべき場面を明記します。
6. AI の利用と責任の所在
本サイトは、記事の下書きの作成に AI を利用しています。 台湾版の記事と出典をもとに、日本語の記事としての構成と文章を生成する工程で用いています。
AI が関与するのは文章の生成までです。第4節に挙げた確認項目は、 公開前に一件ずつ確認しています。確認を通らなかった記事は公開しません。
制作方法にかかわらず、公開した内容についての責任は編集部が負います。 誤りがあった場合に、AI が生成したことを理由に責任を回避することはしません。 訂正の手順は訂正についてに定めています。
7. 署名と、本サイトが持っていない体制
記事はすべてAPPI News 編集部の署名で公開しています。 個人の書き手の名前は掲載していません。
特定分野の専門家による記名の監修は受けていません。 医師や薬剤師による監修を明示している医療系メディアがありますが、 本サイトはその体制を持っていません。持っていない工程を「監修済み」と表示することは、 読者に対する虚偽の表示にあたると考えているため、掲載していません。
これは本サイトの限界です。専門家の判断が必要な事柄については、 本サイトの記事を根拠とせず、医療機関、金融機関、弁護士など有資格の専門家に ご相談ください。分野ごとの注意事項は免責事項に 記載しています。
8. 分野ごとの基準
8-1. 健康・医療
- 診断は行いません。症状から病名を判断できるかのような書き方はしません。
- 特定の医薬品、医療機器、健康食品の効能効果や安全性を保証する記述はしません。
- 未承認の医薬品等の購入や使用を勧める記述はしません。
- 特定の医療機関、医師、治療法を推奨したり、他と比較して優れていると示したりしません。
- 研究を引用する際は、観察研究、臨床試験、システマティックレビューなど、 証拠の性質を区別して示します。動物実験や試験管内の実験の結果を、 人での効果として書くことはしません。
- 受診を先延ばしにする判断につながる書き方をしません。
これらは、医薬品医療機器等法(薬機法)および厚生労働省の医療広告ガイドラインが 定める線に沿ったものです。
8-2. 経済・投資
- 個別の金融商品の売買を勧める記述はしません。
- 将来の運用成果や元本を保証する記述はしません。
- 市場の情報の整理と、見通しについての評価を区別して書きます。
8-3. 法律・制度
- 個別の事案についての法律判断は行いません。
- 制度を説明する際は、適用の条件と例外を省略しません。
- 参照した法令の施行時点を明示し、改正の可能性に触れます。
9. 広告と、編集の独立性
現在、本サイトには広告枠、スポンサードコンテンツ、記事広告、プレスリリースの掲載、 成果報酬型(アフィリエイト)リンクはありません。掲載しているのは編集部が作成した 記事のみです。
今後これらを扱う場合は、景品表示法の指定告示(いわゆるステルスマーケティング規制)に 従い、広告であることが一般の読者から一見して分かる形で明示します。 広告として掲載する内容を、中立の記事の体裁で公開することはしません。
事実として正しい記述を、外部からの働きかけを理由に削除したり、 特定の対象に有利な記述へ書き換えたりすることはしません。
10. 確認と訂正
公開後に誤りが判明した場合は訂正し、記事の末尾に、訂正した日付と、 何をどう直したかを記載します。同じ URL のまま残し、 訂正の記載なしに事実の記述を書き換えることはしません。
誤りの報告方法、誤りの種類ごとの対応、元記事が更新された場合の扱いは、 訂正についてに詳しく定めています。 ご指摘はお問い合わせからお願いします。
11. 本方針の変更
体制や制作の方法が変わった場合は、本方針を改めます。 とくに第6節(AI の利用)と第7節(署名と体制)は、実際の運用と一致していることが 重要であるため、運用を変えるときは本ページの記載も同時に改めます。