米FDA、携帯型眼底カメラ向けAIを承認 日本の公開情報に残る空白
糖尿病網膜症の眼底検査を眼科以外の診療現場へ広げる手段として、判定まで自動化するAI医療機器の開発が進む。米国では携帯型眼底カメラに対応した製品が承認された一方、日本では臨床試験の登録は確認できるものの、同等品の承認状況は公開資料だけでは判然としない。
糖尿病網膜症の眼底検査を眼科以外の診療現場へ広げる手段として、判定まで自動化するAI医療機器の開発が進む。米国では携帯型眼底カメラに対応した製品が承認された一方、日本では臨床試験の登録は確認できるものの、同等品の承認状況は公開資料だけでは判然としない。
体重やBMIが普通の範囲でも、脂肪が腹部に偏っていれば代謝上のリスクを見落とす場合がある。日本ではBMIと腹囲、血圧、血糖、脂質を組み合わせ、腹囲は原則としてへその高さで測る。
薬局で受ける簡易測定は、通院のきっかけを身近につくる一方、医師による診断や公的な健診の代わりにはならない。日本では健康サポート薬局と検体測定室が別の枠組みで運用され、測定値の説明範囲と医療機関への橋渡しが定められている。
血液検査や血圧が基準内でも、歩く速さや外出の頻度まで保たれているとは限らない。日本では後期高齢者健診の質問票やフレイル評価を使い、疾病指標とは別の角度から生活機能の変化を捉える。
検査値だけでは、高齢者の生活機能、認知、服薬管理、社会的な支えまで捉えきれない。台湾の100人研究はCGAの複数領域と中医学の体質分類との関連を報告したが、治療効果を調べた研究ではない。
紅麹サプリメントは食品として販売されていても、含有成分と製造工程の両面に安全上の論点がある。モナコリンKはスタチン系薬剤と同様の作用とリスクを持ち、小林製薬事案では別に青カビ由来のプベルル酸が腎障害の原因として調べられた。
健診でTSHが基準範囲を上回っても、その1項目だけでは甲状腺機能低下症と決まらない。遊離T4、再検査、症状や自己抗体を合わせ、経過観察と甲状腺ホルモン薬のどちらが妥当かを判断する。
健診でeGFRの低下を指摘されても、1回の数値だけでは慢性腎臓病(CKD)と確定しない。血清クレアチニンから推算した値を尿所見と過去の結果に重ね、急性の変化か3カ月以上続く異常かを医療機関で確かめる。
健診結果のLDLコレステロールが基準範囲でも、心筋梗塞などの既往や糖尿病、慢性腎臓病があれば個人の管理目標を上回る場合がある。日本では健診の判定値と治療目標を分け、病歴と将来の発症リスクに応じて目標を定める。
健診のHbA1cが5.7%でも、日本ではその数値だけで糖尿病予備群と診断するわけではない。5.6%は保健指導の判定値であり、空腹時血糖や75g経口ブドウ糖負荷試験を組み合わせて糖代謝の状態を確かめる。
健康診断でASTとALTが基準範囲内でも、肝臓の働きや肝がんの有無まで確認できたわけではない。日本では検査票の基準範囲に加え、ALTが30U/Lを超えたら原因を調べるという日本肝臓学会の目安がある。