成人の歯列矯正、固定式とマウスピース型の選び方 無診察販売の危険
目立ちにくさや価格を前面に出す広告が増える一方、成人の歯列矯正には歯周組織やかみ合わせを含む診断が欠かせない。固定式とマウスピース型の選択は症例ごとに異なり、歯科医師が介在しない通販型製品は日本矯正歯科学会が使用を避けるよう求めている。
目立ちにくさや価格を前面に出す広告が増える一方、成人の歯列矯正には歯周組織やかみ合わせを含む診断が欠かせない。固定式とマウスピース型の選択は症例ごとに異なり、歯科医師が介在しない通販型製品は日本矯正歯科学会が使用を避けるよう求めている。
根管治療を終えた歯も、残った歯質や修復物の境目からむし歯や再感染が起こりうる。被せ物の要否は歯の位置と残存歯質で決まり、治療後の修復と定期的な確認が歯を残す鍵になる。
冷たい物に触れた瞬間だけ歯がしみても、知覚過敏かむし歯かを症状だけで断定するのは難しい。知覚過敏は露出した象牙質への刺激で生じ、痛みが長引く場合や自発痛、夜間痛、腫れがある場合は歯科で原因を調べる必要がある。
歯を白くしたくても、エナメル質への影響や施術後の知覚過敏が判断を難しくする。過酸化物による漂白と歯磨剤による表面着色の除去は仕組みが異なり、日本の医療ホワイトニングでは開始前の歯科診査が前提になる。
親知らずに痛みがなくても病変が隠れる一方、問題のない歯まで一律に抜く根拠はない。診察とエックス線画像で病変、清掃性、隣の歯や神経との位置関係を確認し、抜歯か定期観察かを決める。
歯科インプラントの見積額は、人工歯根だけの価格ではなく、検査、手術、上部構造、必要に応じた骨造成、術後管理まで含めて比べる必要がある。材料名や総額だけで優劣は決まらず、口腔内と全身の状態、治療範囲、保険適用の例外を確認して治療計画を選ぶ。
歯の喪失と認知症の発症には関連が報告されているが、歯を失ったことが認知症を起こすと証明されたわけではない。日本の世代研究と統合解析では義歯を使わない群に差が表れた一方、義歯による予防効果を示す介入試験は確認されていない。
子どものフッ化物配合歯磨剤は、濃度だけを見て安全性を判断せず、年齢に合った量で使う必要がある。日本の4学会は歯が生えてから2歳までを米粒程度、3〜5歳をグリーンピース程度とし、大量に飲み込んだ場合は通常の歯磨きと分けて対応するよう求めている。
歯周病は初期に自覚しにくく、日本の2024年調査では15歳以上の47.8%に4ミリ以上の歯周ポケットが確認された。糖尿病との関係は双方向で歯周治療による血糖改善も示される一方、心血管疾患との因果と予防効果は確立していない。