YouTube Premiumの登録画面で「お客様の国を確認できません」と表示されると、料金や特典を選ぶ前に手続きが止まる。YouTubeの公式ヘルプは、別のネットワークや端末を試し、スマートフォンのYouTubeアプリから購入する手順を示している。VPNやプロキシを使っている場合は、サービス側の案内を確認して無効にしてから再度開く。

このエラーについて公式が説明しているのは、利用可能なプランや特典を表示するために国の確認が必要という点までだ。IPアドレス、支払い情報、Googleアカウントの設定のどれを使うかは公開されていない。原因を推測して登録国を変更するのではなく、公式に示された順序で環境を切り分ける。

空港の搭乗口でスマートフォンを操作する旅行者(イメージ)

日本ではどうなる

YouTubeの提供地域一覧には日本が含まれているため、日本国内で正しい所在地を指定してPremiumを申し込む前提はある。日本向けの固定料金を外部の比較記事から決めるのではなく、契約するGoogleアカウントの購入画面でプラン、月額、次回請求日、請求元を確認する。請求元がGoogle PlayやAppleになる場合は、YouTubeの画面とは別の管理画面が解約先になる。

日本で登録する際も、VPNで別の国にいるように見せて料金や提供条件を変える使い方は公式の条件に合わない。YouTubeは所在地を偽った指定やアクセス制限の回避で、サブスクリプションが解約される可能性を示している。エラーが日本の回線で出た場合は、回線を変える、別端末を試す、アプリから申し込むという確認を先に行う。日本での実際の価格や無料試用の有無は、ログイン後の契約画面に表示される内容を基準にする。

海外旅行では、日本で登録したPremiumが渡航先でも同じように使えるとは限らない。Premiumが提供される国では特典を継続できる場合があるが、提供されない国では特典が使えず、出発前に一時保存した動画は30日間オフライン再生できるという扱いだ。30日を超える滞在や海外移住では、解約などの措置を受ける可能性がある。日本へ戻る時期や滞在先の提供状況を確認し、現地料金を得る目的で登録国を偽らないことが重要になる。

ノートパソコンでネットワーク設定を確認する様子(イメージ)

国確認エラーが出たときの公式手順

最初に、現在のネットワークから別のネットワークへ切り替える。次に別の端末で登録画面を開き、それでも止まる場合はスマートフォンまたはタブレットのYouTubeアプリへ移る。アプリでは、登録に使うGoogleアカウントへログインし、プロフィール写真から「YouTube Premiumに登録」または「Music Premiumに登録」を選ぶ。

VPNやプロキシを利用中なら、提供会社のヘルプで無効化の方法を確認する。YouTubeの公式ヘルプは、無効化後にモバイルアプリの登録入口へ進む流れを案内している。どの手順でも直ると保証しているわけではなく、国確認の内部判定を推測する材料も示していない。

Workspaceアカウントには制限がある。通常のWorkspaceアカウントでは個人またはファミリーのPremiumへ登録できず、Workspace Individualは対象になる。学割については、公式ヘルプが別の資格を案内しているため、個人契約の条件と混同しない。

Googleの支払い情報とGoogle Playの国を分けて確認する

Google Payのヘルプは、正式な住所を追加した後に拠点国を変更できず、新しい国へ移住する場合は新しい支払いプロファイルが必要だと説明している。1つの国で作成できる支払いプロファイルは1つとされる。これは支払い情報の手続きであり、YouTubeの登録国を自動で変更する操作として扱わない。

Google Playの国変更には、現地に居住していることと現地で使える支払い方法が必要で、変更間隔は少なくとも90日と案内されている。Googleファミリーグループのメンバーは国を変更できない。国を変えると、Play残高は旧国に残り、Play Pointsとステータスは引き継がれない。

Google Playの定期購入は、解約しない限り以前の支払いプロファイルで有効なままとされる。新しい国の支払いプロファイルで利用する場合は、現在の定期購入を解約してから新たに登録する手順になる。これらのルールをYouTube Premiumの国確認エラーへそのまま当てはめず、実際の請求元とYouTubeの契約画面を別々に確認する。

机の上のクレジットカードとパスポート(イメージ)

旅行、VPN、ファミリープランの境界

Premiumは登録国を中心に利用する前提だ。別の国へ旅行すると、渡航先の提供状況に応じて特典が変わる。30日を超える渡航や移住では解約などの措置が取られる可能性があるが、公式ページは実施日や返金条件を示していない。旅行中にエラーが出ても、返金や再登録を断定せず、通知メールと契約画面を確認する。

ファミリープランでは、メンバー全員が管理者と同じ住所に住む必要があり、30日ごとの電子チェックインが行われる。別居する家族や友人を料金分担のために加える制度ではない。日本の同居条件や解約後の扱いは、YouTube Premiumファミリープランの日本向け条件も参照できる。

解約後に残るもの、使えなくなるもの

YouTubeは、解約しても請求対象期間が終わるまでは有料メンバーシップの特典を利用でき、期間終了後は請求が発生しないと説明している。Google Play請求やApple請求の場合は、表示される請求元の手順で解約する。

Premiumの有効期限が切れると一時保存した動画へアクセスできなくなる。一方、再生履歴はPremiumの解約手続きとは別にGoogleアカウントで管理する機能だ。YouTubeの公式ヘルプは、再生履歴を表示、削除、停止、自動削除する手順を案内しているが、Premium解約後の保存期間を示してはいない。

よくある質問

「お客様の国を確認できません」はVPNが原因か
公式はVPNに限るとは説明していない。別のネットワーク、端末、モバイルアプリの順に試し、VPNやプロキシを使っていれば無効化する。

海外に30日を超えて滞在すると必ず解約されるか
必ずとは書かれていない。YouTubeは解約などの措置を取る可能性を示しているが、時期と返金条件は明記していない。

日本の料金はいくらか
固定額を本稿では掲載しない。ログイン後の「購入とメンバーシップ」に表示されるプラン、料金、請求元、次回請求日を確認する。