YouTube Music Premiumの学割は、音楽を中心に利用する学生向けの契約だ。日本は提供地域に含まれるが、学校名がSheerIDの候補に表示され、在学資格の確認を通ることが申込の前提になる。

開いた本の上に置かれた音楽再生中のスマートフォンとイヤホン
スマートフォンで音楽を聴く場面。申込資格はSheerIDのフォームで確認する(イメージ)

日本ではどうなる

Googleの公式案内は、日本をYouTube学割プランの提供地域に含め、高等教育機関の学生であることと、その学校がSheerIDで承認されていることを資格要件に挙げている。日本の大学や短期大学などが一律に対象になるという意味ではない。YouTube Music Premiumの学割ページで「Premiumに登録」を選び、SheerIDフォームに学校の正式名称を入力して候補に表示されるかを確認する。

本稿の執筆時点で、日本の対象校をまとめた公式の公開一覧は確認できていない。学校の種類や所在地だけで判断せず、申込画面の表示を基準にする必要がある。学校名が見つからない場合、SheerIDは略称ではなく正式名称を入力するよう案内している。日本向けの固定月額も確認した公式ヘルプには掲載されていないため、契約直前に表示される料金、請求元、支払い方法を確認することになる。日本での申込可否は、YouTubeの公式ヘルプと申込画面という二つの一次情報で確認するのが確実だ。

申込の流れ──SheerID確認後にYouTubeで決済

YouTube Music Premiumの学生向け申込ページを、パソコンまたはスマートフォンのウェブブラウザで開き、「Premiumに登録」を選ぶ。画面の案内に従ってSheerIDの確認を進め、資格が認められるとYouTubeへ戻る。支払い方法を選び、「購入」を押して登録を完了する。

すぐに確認されない場合は、在学資格を示す書類のアップロードを求められる。Googleは米国外では結果通知まで最長48時間かかる場合があると説明している。確認後にYouTubeへ戻らないときは、同じGoogleアカウントへ再度ログインし、プロフィールから「有料メンバーシップ」を開いて手続きを続ける。

補足書類──氏名、学校名、現在の在籍日付

SheerIDのYouTube向けFAQは、学校発行書類に氏名、学校名、直近3カ月以内に現在の在籍を示す日付が必要だと説明している。審査対象は書類の印刷日ではなく在籍を示す日付である。前学期の在籍しか示さない成績証明書や、将来の学期に向けた合格通知は、現在の在学確認には使えない場合がある。

フォームの氏名は、学校書類の表記とそろえる必要がある。学校名を入力できない、または候補から選べない場合は、まず正式名称で検索する。それでも表示されなければ、現時点では学割の対象外と判定される可能性がある。認証手続きの問い合わせ先として、GoogleはSheerIDのcustomerservice@sheerid.comを案内している。

Music PremiumとYouTube Premiumの違い

Googleの案内では、YouTube Music Premiumは楽曲とミュージックビデオの広告なし再生、オフライン再生、バックグラウンド再生を利用できる。Podcastには広告が含まれる場合がある。YouTube Premiumの学割はYouTube、YouTube Music、YouTube Kidsにまたがり、一般のYouTube動画の広告なし再生や動画のオフライン再生などを含む。

したがって、音楽アプリを主に使うならMusic Premium、一般動画も広告なしで見たいならYouTube Premiumという分け方になる。申込画面では、選んだプラン名と料金を確認してから購入する。Music PremiumからYouTube Premiumへの一般的なアップグレード手順はYouTubeのメンバーシップ変更案内に掲載されているが、学生プラン同士の直接移行については同ページに説明がない。

ノートパソコンの横に置かれたワイヤレスイヤホン
音楽中心の契約と動画を含む契約では、対象サービスと特典の範囲が異なる(イメージ)

再認証は年1回、利用期間は最長4年

YouTubeの管理案内は、学割プランを続けるには毎年学生であることを再確認し、有効期限まで30日以内なら更新を始められるとしている。期限が近づくとメールとアプリ内通知が届く。学割は最長4年間有効だが、各年度の再認証を通過することが条件になる。

卒業などで資格を失った後も有料メンバーシップを続ける場合、Googleは学割から定価のメンバーシップへ自動移行すると説明している。解約した場合は、当月の請求期間が終わるまで有料特典を利用できる。解約後にプレイリストやダウンロード済みデータがどの期間残るかは、確認した公式案内に記載されていない。

申込前に確認する項目

申込前は、次の順で確認すると手続きの戻りが少ない。

  1. 日本が提供地域に含まれることと、自分が高等教育機関に在籍していることを確認する。
  2. YouTube Music Premiumの学割ページで「Premiumに登録」を選び、SheerIDフォームに学校の正式名称を入力する。
  3. 補足書類を求められた場合に備え、氏名、学校名、直近3カ月以内の在籍日付が同じ書類にあるか確認する。
  4. SheerIDの確認後、同じGoogleアカウントでYouTubeへ戻り、支払い方法と表示料金を確認して購入する。
  5. 学生資格の有効期限を記録し、毎年の再認証を忘れない。既存の有料会員は、先に現在の契約条件を確認する。

よくある質問

YouTube Music Premiumの学割は何年使えるか
最長4年である。ただし、毎年の学生資格の再確認が必要で、4年間の継続が自動で認められる制度ではない。

日本の大学ならすべて対象か
一律ではない。SheerIDフォームに正式名称を入力し、学校が候補に表示されるかを確認する。日本の対象校を網羅した公開一覧は、本稿の執筆時点で確認できていない。

SheerIDで確認できない場合はどうするか
氏名と学校名の表記を学校書類とそろえ、現在の在籍を示す日付を含む補足書類を提出する。手続きの問い合わせはSheerID、契約や請求の問い合わせはYouTubeのサポート窓口に分ける。

学生資格を失った後も契約は続くか
有料契約を続ける場合、Googleの案内では学割から定価のメンバーシップへ移行する。続けない場合は、請求期間の終了日を確認して解約する。