YouTube Premiumの学割プランは、承認された高等教育機関に通う全日制の学生を対象とし、第三者が資格を毎年確認するプランである。Googleの詳細な申込案内では、その確認をSheerIDが担う。日本は提供地域に含まれるが、国内の学校がすべて対象になるわけではない。
対象校──日本は提供地域、学校は個別に確認
Googleの公式案内は日本を学割プランの提供地域に含め、対象地域の高等教育機関に在籍し、その学校がSheerIDで承認されていることを資格要件に挙げている。対象校かどうかは、YouTube PremiumまたはYouTube Music Premiumの学割ページで「Premiumに登録」を選び、SheerIDフォームに学校の正式名称を入力して確かめる。候補一覧に学校名が表示されれば、その時点では申込対象となる。
日本の対象校を網羅した公開一覧は、本稿の執筆時点で確認できていない。学校種別だけで判断せず、申込時のフォーム表示を基準にする必要がある。学校名の略称では候補を見落とす場合があるため、SheerIDは正式名称の入力を案内している。
申込の流れ──在学確認後にYouTubeで決済
申込は四段階に分かれる。学割ページから手続きを始め、SheerIDフォームへ学校名と本人情報を入力する。即時確認に通ればYouTubeへ戻り、支払い方法を選んで購入を確定する。確認後に自動で戻らない場合は、対象のGoogleアカウントへ再度ログインし、「有料メンバーシップ」から手続きを続ける。
即時確認できない場合は、在学資格を示す書類の追加提出を求められる。Googleはこの書類を手動で審査し、米国外では結果を知らせるメールの到着まで最長48時間かかる場合があると案内している。48時間は個々の審査完了を保証する時間ではなく、追加情報を求めるメールが届く場合もある。受信箱に見当たらなければ迷惑メールも確認する。
提出書類──氏名、学校名、在籍を示す日付
SheerIDのYouTube向けFAQは、学校発行の書類に氏名、学校名、現在在籍していることを示す直近3カ月以内の日付を求め、印刷日ではなく在籍を示す日付を審査すると説明している。前学期までしか確認できない成績証明書や、将来の学期に向けた合格通知は、現在の在学証明として扱われない。
SheerIDの一般学生向けFAQは、期限が記載された学生証、当学期の時間割、授業料の領収書を提出例に挙げ、資格確認と無関係な個人情報は隠してよいとしている。ただし、申込ごとに求められる項目は画面の指示が優先される。氏名、学校名、現在の在籍を示す日付まで隠すと照合に使えない。
止まりやすい箇所は三つある。第一は、学校名を略称で入力し、対象校の候補を見つけられない場合だ。第二は、フォームの氏名表記が学校発行書類と一致しない場合である。第三は、提出書類に現在の在籍を示す日付がなく、印刷日だけが新しい場合だ。フォームと書類を送る前に、表記と日付を照合する必要がある。
既存の有料契約から切り替える場合
Googleは、すでにYouTubeの有料メンバーシップを契約している人が学割へ切り替える場合、既存契約を先に解約し、その後に学割プランへ登録するよう案内している。解約後も現在の請求期間が終わるまでは従来の特典が残る。切り替え前に、契約中のアカウント、請求期間の終了日、学割の購入画面に表示される金額と支払日を照合する必要がある。
学割は在学資格を基準にする独立したプランだ。別のプランで利用資格を失ったことが、そのまま学割の資格になるわけではない。対象校への在籍という条件を満たし、SheerIDの確認を改めて通る必要がある。
再認証は年1回、利用上限は最長4年
Googleの管理ページは、各年度の終了前にメールとアプリ内通知で再認証を促し、資格の有効期限まで30日以内になれば更新を始められると案内している。期限と更新手続きは、Googleが案内するYouTubeの契約管理ページで確認する。通知を待つだけでなく、年度末が近づいたら登録メールアドレスと期限を確認する必要がある。
学割プランの上限は最長4年だが、4年間の継続が自動で認められるわけではない。毎年の再認証が必要で、卒業などにより資格要件を満たさなくなるか、再認証が成立しなければ学割は終わる。資格を失った後も有料契約を続ける場合、Googleは定価のメンバーシップへ自動移行すると説明している。継続しない場合は有料メンバーシップを解約できる。
よくある質問
日本の学校ならすべて学割の対象になるのか
ならない。日本は提供地域に含まれるが、学校自体がSheerIDで承認されている必要がある。申込時のフォームに正式名称を入力し、候補に表示されるかを確かめる。
補足書類には何が必要か
学校発行の書類に、氏名、学校名、現在在籍していることを示す直近3カ月以内の日付が必要だ。印刷日が新しいだけでは足りず、書類上の氏名表記もフォームと一致させる。
再認証はいつから始められるか
資格の有効期限まで30日以内になれば更新を始められる。メールとアプリ内通知が届くが、Googleが案内する契約管理ページでも期限を確認する。
卒業後も学生料金のまま使えるか
使えない。資格を失った後も契約を続ければ定価のメンバーシップへ自動移行する。継続しない場合は有料メンバーシップを解約する。
出典・参考資料
- YouTube Premium または YouTube Music Premium の学割を利用する(YouTube ヘルプ)日本が提供地域に含まれること、SheerIDによる対象校確認、申込手順、補足書類の手動審査、最長4年と毎年の資格確認を示す公式資料
- YouTube 学割プランを管理する(YouTube ヘルプ)年次再認証の通知、期限前30日以内の更新、解約、資格喪失後の定価メンバーシップへの移行を示す公式資料
- YouTube Premium に登録する(YouTube ヘルプ)承認された高等教育機関に通う全日制の学生、最長4年、第三者による毎年の資格確認という学割プランの概要を示す公式資料
- SheerID Verification FAQ(SheerID)YouTube向けの補足書類に必要な項目、現在の在籍を示す日付の条件、学校名と書類上の氏名を一致させる必要性を示すFAQ
- SheerID Student FAQ(SheerID)学生証、時間割、授業料の領収書という書類例と、確認に無関係な個人情報を隠せることを示す一般学生向けFAQ